なるみ堂創作工房です。
11月2日は加古川市民会館で音楽の祭典があり、ロビーで出店させてもらいました。パートで版画を教えたり一緒に生活介護をしながら通っている、ひびき福祉会のメンバーも舞台に立って大暴れ?!でした。なるみ堂のキーフォルダーなどの小物や、市川町自家製無農薬プチトマト、炊飯器で作った柿ケーキとおからケーキはほぼ完売しました。
似顔絵もパステル3名キャラクター1名描かせて頂き、普段話すだけの関係より、モデルになってもらって絵を見せて驚いてもらう機会に改めて出会い、とてもうれしかったです。
さて、前回から少し時間がたってしまいましたが、
パステル似顔絵をはじめるときに、そろえておきたい道具について書いてみたいと思います^^
まずは、パステルについてです。
パステルというのは、顔料の粉末を、アラビアゴムなどの粘着材で棒状に固めたものをいいます。
なのでもともとは色の「粉」ですが、油性のものや、そうでないもの、ソフトなもの、ハードなものなど固め方によってさまざまなものがあります。
ここではなるみ堂で使っている
「ソフトパステル」を紹介しますね。
ソフトパステルは顔料の割合が高くて粘着材の量が少ないので、顔料本来の色合いや鮮やかさが表現できます。
指でさわっただけでも色がつくほどやわらかいです。
なるみ堂ではおもにホルベイン製のものを使っています。
24色の基本セットで3240円で、こんな色合いです。
特に人物似顔絵で使う色はいわゆる「肌色」、ほほ色、紙の毛色、背景色で、衣服の色は大体この24色で代用できます。
でもここにないもので必要な、お勧めの色もまたおいおい紹介していきますので、「ホルベインソフトパステル」を覚えておいてください。
次に主線用、および下書き用にもなる
「UNI消せる色鉛筆」。
12色セット2160円。一本は180円です。
この中の赤茶色
(バーントシェンナ)を下書きに使います。
黒も目や髪の毛をかくときに必要です。
ピンクも唇用に使いますが、12色セットでないのが肌色の
「フレッシュ」という色です。
大体この4本をバラで買うのも、最低限ではじめられていいかと思います。
それから失敗した線を消したり、髪や目や肌に光を入れるときに使いやすいやわらかい
練りゴム(練り消し)も必要です。
練って形が変えられるので、尖らせたり、暇つぶしに造形したり、子どものお客さんに遊ばせたりちぎってあげたりもできます。?!
数百円なので、ぜひ買っておきましょう。
それから、先ほどパステルは顔料という粉で出来ていると説明しましたが、せっかく描けてもこすったりしてしまうと取れたり黒い髪の部分が顔に入って汚してしまうなどの事故が発生してしまいます。
なので、定着液というものが必要となります。
パステルの場合、
「フィキサチフ」といい、スプレー式になっているものがあります。
300mlで1800円ほどです。100mlのものもありますが、すぐなくなるので大き目がいいと思います。
できればホルベイン製のパステルを使っているならあわせてホルベインのものがよいですね。
臭いのが難点です。
そのほか、カッターナイフやブラシ、さっぴつといった専門道具もありますが、なるみ堂似顔絵ではおもに指で色をこすりつけて、細かいところは色鉛筆で描く方法をとっています。
一応説明しておきますと、ブラシやさっぴつはぼかしに使う道具で、大きなところはブラシ、こまかいところはさっぴつです。
しかしこれらの道具は色が混じってしまい、数種類必要になってややこしいし、長短時間で仕上げる外描きには適しません…
なので、なるみ堂では
「指」を使います!
そして、必ず必要なのがその汚れた指を拭くための
「ウエットティッシュ」です!
それと用紙としても、本番に使用しているのは
100円ショップの3枚入りサイン色紙!なのでこの二つは100円ショップで仕入れます。
でも練習用には普通の画用紙を使うとよいですが、なるみ堂では表面がつるつるのケント紙を使います。
パステル用紙や、水彩用紙といった専門的な紙もありますが、また別の機会に描き比べて報告しますね。
慣れてきたらパステルや色鉛筆の種類を増やしていくとよいでしょう。
次回は、人物似顔絵の形のとり方について、書いてみますね!
おいおいに報告や予定をはさんでいく予定です。
お楽しみに~
なるみ堂創作工房HP
http://narunaru01974.wix.com/narumidou